湯浅学 「アナログ・ミステリー・ツアー 世界のビートルズ 1962-66」「同 1967-1970」
世界各国でリリースされたビートルズのアナログ・レコードを、いろいろなカートリッジで聴き比べるという濃い本だ。
英国盤のモノラルとステレオのオリジナル盤や再発盤、米国、ドイツ、日本、オーストラリア、ニュージーランド、インド、はたまた南アフリカ、シンガポール、南米、ヨーロッパ各国と、これでもかというほどの枚数のレコードを聴きまくっている。
しかも、同じレコードを複数のカートリッジで聴き比べる徹底ぶりだ。それを湯浅氏のユーモアを交えての感想が述べられている。いや~、とても面白い。
取り敢えず、印象に残った点を簡単に記す。詳しくは本を購入して読んでください。(Amazon)
- ニュージーランドやインド盤が良いらしい?
- 米国キャピトル盤はイマイチらしい?
- ドイツ盤は良し悪しの差が激しいらしい?
- 日本盤は良くも悪くも四畳半的なこじんまりさがある?
- 同じレコードでもカートリッジによって印象が大きく変わる場合がある?
- それでも各国特有の音色があり、それはそれで愛おしい。
ニュージーランド盤とインド盤、欲しいな~。でも、この本の影響で人気が出そうだし、しばらくはお預けか?
実は「カートリッジ」に凝っているので、保有カートリッジによるビートルズのアナログ盤聴き比べを時間をかけて行いたい。
カテゴリー「91-オーディオ・カートリッジ」や「Parlophone, Apple, Odeon」の記事として管理してゆく。
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