日本が死闘を制してアジア・カップ最多の4回目の優勝を飾った。
・両国とも優勝したい気持ちが一杯
・でも、これまでの試合の疲労で思うように体と頭が動かない
どんな大会でも、決勝となると、じりじりした戦いになってしまう。基本的には守備を重視しながら、自分たちの国の攻撃スタイルをシンプルな形で仕掛ける展開になる。
第三者から観ると、ちょっと退屈なのかもしれないが、当事者の国のサポーターにとったら、手に汗を握る展開となる。
日本のパス連携、オーストラリアの縦攻撃の戦いだが、シンプルな攻撃に徹しきれる分、オーストラリアが優勢に試合を進める。いつ、日本の堤防が決壊してもおかしくはない状況だったが、ザッケローニ監督がセンターバックの高さを補充すると同時に、左サイドの長友を攻撃的な位置にあげるという采配が功を奏した形となった。
日本のサッカーの歴史を振り返ると、1990年くらいまでは暗黒の歴史だった。今では勝って当たり前のタイとか香港あたりに結構、負けていたのが現実だった。
これではダメだとJリーグを創立し、ピラミッドの底辺から強化を始めたのが1990年代のはじめで、Jリーグの開始も1993年だ。この1990年代初頭から、アジアにおける日本サッカーの快進撃が始まる。
1992年のアジアカップ(日本開催)で優勝して以来、6回の大会で4回優勝するという快挙を成し遂げる。これは驚くべき高勝率と言っていいと思う。
純粋なサッカーの実力ではオーストラリアや韓国のほうが若干、日本より高いと素直に思うが、サブ・メンバーやスタッフを含めたチーム総合力で相手国を凌駕するのかもしれない。
今後もJリーグを中心に日本のサッカーを楽しんでいきたい。日本代表のほとんど99%の選手はJリーグの活躍を基盤に、世界へと勇躍していくのだからだ。
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