ビートルズ （Beatles） 「Magical Mystery Tour」

　英国の代表的ロック・バンド、ビートルズが１９６７年に発表した第９作目のアルバムだ。英国オリジナルではEP盤２枚組（全６曲）で発売されたが、今ではシングル５曲を加えた米国ＬＰ盤が正式のアルバムとなっている。
　カラフルな万華鏡のよなサイケデリック・ポップな曲で構成されている。文句なしに聴いて楽しいアルバムだ。個人的には好きなアルバムだ。

・モノラル： 米国 Capitol レインボー・ラベル MAL 2835
　マトリックス　MAL-1-2835-G-2, MAL-2-2835-F-1
・ステレオ： 米国 Capitol レインボー・ラベル SMAL 2835
　マトリックス　SMAL-1-2835-B8, SMAL-2-2835-A11
・ステレオ： 英国 シルバー・パーロフォン PCTC 255
　2EMI マトリックス YEX 959-1 / YEX 960-1
・ステレオ： 日本 東芝音工 AP-8443
・ステレオ： ドイツ Apple 1C 072-04-449
・ステレオ： ドイツ Teldec 7 48062 1
・ステレオ： 米国 Mobile Fidelity Sound Lab
・ステレオ： リマスター EU 盤 (2012年)

　米国モノラル盤は音質やパワーがちょっと貧弱だと思う。ステレオ盤はモノラルよりは良い音質だが、ハイ上がり傾向で音色が粗いし、他国盤と比べると元気がない。
　英国盤は１９７６年に初リリースされた 2EMI で保有している。ちょっとハイ上がり傾向に違和感を感じるが、全体的にはパワーのある音色だと思う。
　日本盤は型番 AP の再プレス盤だが赤盤で、なかなかの音質だが、ちょっと薄味な感じだ。
　ドイツ盤の Apple盤（1980年サード・プレス）はワイドレンジ感が広く、クリアでいながらパワフルで非常に良い音質だ（他のアルバムでも1970年代後半あたりのドイツ盤を聴いてみたい）。Teldec は DMM 盤だ。メリハリとワイド感がある。細かな音も入っていながらパワーもある。音質は良いが、やっぱりメタリックさも感じる。
　Mobile Fidelity は華やかさがあり明瞭な音色で、音質も素晴らしい。
　リマスター盤は音の分離度が良く聴き易い曲と、臨場感が無くなり平板な感じがする曲と分かれてしまった。評価が二分するリマスター盤だと思う。

Amazon

A1. Magical Mystery Tour （お勧め）
A2. The Fool On The Hill
A3. Flying
A4. Blue Jay Way
A5. Your Mother Should Know （お勧め）
A6. I Am The Walrus （お勧め）
B7. Hello Goodbye
B8. Strawberry Fields Forever （お勧め）
B9. Penny Lane （お勧め）
B10. Baby You're A Rich Man （お勧め）
B11. All You Need Is Love