インクレディブル・ストリング・バンド （Incredible String Band） 「Liquid Acrobat as Regards the Air」

　奇妙というか冗談のようなバンドといったら、まずはこのインクレディブル・ストリング・バンドが目に浮かぶ。

  多分、彼等の１０作目のアルバムで、Island レーベルより１９７１年にリリースされた。

　Incredible String Band （略して ISB）は、本当に変なバンドだ。１９６０年後半のヒッピー文化の影響を強く受けているミュージシャンだが、スコットランド出身・在住ということで、アメリカとは違ってウェットに富んだ感じだ。
　やる気があるのか無いのか、とぼけた雰囲気が充満しているが、英国ののどかなフォークを基盤に、ギターやピアノ、オルガン、インドのシタールなどを使って演奏する。このアルバムは比較的ポップで聴き易い部類に入ると思う。

　アルバムはスペイン・プレスのアナログ盤で保有している。まずまずの音質だ。草原に佇むメンバーの白黒の写真が、いい雰囲気だ。

Amazon 　 HMV 　 Tower Records

A1. Talking Of The End
A2. Dear Old Battlefield
A3. Cosmic Boy
A4. Worlds They Rise And Fall
A5. Evolution Rag
A6. Painted Chariot
B7. Adam And Eve
B8. Red Hair
B9. Here Till Here Is There
B10. Tree
B11. Jigs: Eyes Like Leaves/Sunday Is My Wedding Day/Drops Of Whiskey/Grumbling Old Men
B12. Darling Belle